臭いと戦う!
アラフォー女の”七転び八起き”な体臭戦記
体験レポ

日本と海外のニオイ事情の違いって?メキシコ初体験レポ

2019年から2020年の年末年始、私は生まれて初めての中米、メキシコに滞在しておりました。今回はそんな異国の地で感じたニオイ事情についてレポートしたいと思います。

メキシコに行った経緯

体臭戦記⑤でも記載したメキシコの小児科医との出会いが、昨年10月にありました。その小児科医のRドクターは彼女の友人である遺伝子の専門医に私のニオイの悩みを相談してくれ→その専門医により硫黄の代謝エラーの可能性を示唆頂き、遺伝の検査を受ける様に勧めてもらいました。私はその検査結果をこの専門医の方にも是非見てもらいたい、と考え、直近の休みといえば年末年始。だったので、ここにタイミング良く検査結果が出れば持参して直接お会いしてはどうかと考えました。

実際は、今はまだ遺伝子検査を受ける前段階であった為タイミングが合わず、かつメキシコの遺伝専門医の方からは「データをメールで送付してくれれば良いよ」と、文明の利器でやりとり出来る事にもなった為に、今回のメキシコ訪問はただのバケーションになってしまったのですが(汗)一応?モチベーションとして第一にあったのは、体臭治療でした。

Rドクターとの再会

しかし、すべてのきっかけを作ってくれたRドクターにはメキシコで再会する事が出来ました。

彼女に会った際、ここまでの進捗…日本の遺伝子診療の門戸を叩いた詳細の話など…を伝えると共に、Rドクター経由で遺伝子の専門医の方に話を通してもらったお礼を伝えました。すると

「いいのよ、私が好きでやってるだけだから。全然気にしないで」

という、またしても大きな懐を感じる返答をもらいました。

そして遺伝子検査のデータを確認してくれる遺伝子専門医の方へ私はどう対価を支払えば良いのかを相談しました。

その返答は…

「彼は私の友人だから、そんなのいらないよ、大丈夫」

と…本当にさらっと、言ってくれるのでした。

私は今回メキシコに来ようと思った理由の一つには、多忙な医師の時間を割いて検査結果を確認してもらう事へのお礼と、正当な対価の支払いが先に出来ないかと考えていた部分もあったのですが…どんだけ心が大きいんだろう。

そんな彼女とのやりとりで、やっぱり涙してしまう私でしたが、遺伝子検査結果を日本のみならずメキシコの両医師に診てもらえる事を今回改めて確認出来たのでした。

初メキシコのニオイの印象

話は戻り、初めてメキシコシティに到着し、空港から外に出た時の印象を。

丁度その日は空気が悪い日だった様で、空港から外に出た時には鼻の奥が痛い様な、目もちょっとチカチカと刺激を受ける感じに加え、硫黄の様なニオイがありました。

メキシコシティは、谷の様な場所にある為に空気の循環が悪い様です。

私の滞在先はメキシコシティから少し離れた場所だったので、この現象はその地域ではありませんでしたが滞在中、メキシコシティには何度も車で訪問しており、道中ではその都度同様のニオイが漂いました。この印象は滞在期間内に、頻繁に感じる事でした。

加えて、メキシコは犬がそこら辺にいます。これは飼い犬、野良犬の両方の様ですがとにかく普通に道路にもマーケットにもいます。

「Rome」というアルフォンソ・キュアン監督の映画を観られた方がいたら、映画内のメキシコの描写には放し飼いの犬が頻繁に出てきますが、本当あんなイメージです。そして(この映画内にも出てきますが)犬の落し物にも頻繁に出会います。

更に、メキシコのトイレはペーパーを流せない事が多く、トイレ内に用済みペーパー用の大きなゴミ箱が置かれていたりします。

そしてどの街にも存在するであろうメルカド(マーケット)も訪問しましたが、まさしく「生」の肉、魚や野菜の店頭販売がずらっと並ぶ中に飲食店の混在…と、市場で扱われる素材と料理やスパイスのニオイが混在していました。


メルカド、もう見てるだけで面白い。

メキシコは硫黄の様な臭い、市場の様々なニオイ、犬の落し物等やトイレの設備状況から来る排泄臭等が自然と人々の日常にある環境だったのです。

空気が悪いのは基本良い事ではないと思いますが、空気に臭いがある事がデフォルト状態という事が、臭いで悩む自分の気を相当楽にしてくれました。周辺にまず臭いがあるのが普通な事になるからです。

メキシコの気候と人々のニオイ


メキシコは年間を通しての気温変動が日本に比べ穏やかです。訪れた12月下旬~1月初旬のメキシコシティの日中は23,4度程度で、晴れている日が多く日向に出れば暑く感じられる程。しかし日陰や夜、朝方では気温が下がり寒く感じる様な感じでした。更に冬は乾季で雨があまり降らず、かつ湿気が無い。

日本の真冬から気温が上がる環境に移動すると、私の代謝も上がってしまうのでそこは心配しながらの訪問でしたが、1日の内に寒暖がどちらも存在していた事で、フィシオ体験レポ②で記載したシンガポール出張の状況の様にはならずに過ごせました。

また兼ねてから記述しているメキシコ人のニオイに対しての寛大さから、メキシコの方々自身にもニオイがある方が多いのかな?と思っておりましたが、ニオイのある人には今回あまり出会いませんでした。気候的に、すごく汗ばむ様な感じじゃなかったからかも知れません。(ここで相方から、メキシカンが人の臭いに寛大なのは、人が人に対してNiceだからだ!との注釈が。人から臭いを感じても、その人との良い時間の方が大事だから、そんなの無視するんだよと言っておりました)

私のニオイへの反応は?

今回、私はメキシカンの相方の実家に滞在し、相方親族や友人とのクリスマス~新年の集まりにも参加しましたが、スペイン語を全く話せない日本から来た私を、とても温かく迎え入れてくれました。

メキシコでは人々はハグをしてほっぺを合わせる挨拶をするのが普通です。これ、かなり密接な距離になる為ニオイ持ちには不安ポイントではありましたが、特にこれでリアクションを受ける事はありませんでした。

滞在中はとにかく全部の物を分け隔てなく食べる様にしていた為(ソースに何が含まれているかも分からないですし笑)、また数日間、日中の気温が29度位あるオワハカにも旅した為、旅の途中から何か発してるかな?と思うスンスン鼻すすりは多少見受けられましたが、臭いがあっても気にしないだろうし、それで嫌われる事もまず無いだろう。という安心感があった為に特段気にせずに過ごす事が出来ました。

まとめ

メキシコに初滞在して気付いた事。それは

  • 街や生活内にニオイが普通にある
  • それによって、人々のニオイへの過敏度が低い
  • メキシカンはそもそもそんな事気にしてない
  • それよりももっと楽しい事にシフトしている

といった事でした。そしてとにかく友人、家族を大切にするし、輪に入れば本当に温かい。
(それだけじゃなく、人々は明るくフレンドリーだし、アートや建築はカラフルかつ独創的で素晴らしいし料理は美味しいし…とニオイに限らなければ色々話したい事はいっぱいです笑)

この環境下で日本を眺めてみると、日本って街や生活が臭わないし、無臭化傾向が強すぎる。ニオイ持ちが生きにくい訳だ…と改めて納得していました。そして日本の湿気。これも臭いを悪化させる要因ではないかな〜とも感じました。

自分では想像していなかったけど、初めてのメキシコ滞在は自分の人生観を変える程の経験でした。と同時に、日本って便利で安全で、素晴らしいとこが沢山あるのだけれども、窮屈でもあるよな。と改めて感じた旅でもありました。

この滞在で、私は今後もっとメキシコと関わって生きていきたい!という気持ちが芽生えました。そして自分の人生をもっと生きやすく、楽しく豊かにしていきたい。今年はいよいよ、新しいスタートの年となるかも?知れません。

そんな訳で、以上メキシコ滞在体験レポでした〜!

 

 

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