こんにちは、銀子です。またまた、ご無沙汰しています。
本日はご報告!
タイトル通り、先日6月30日をもって仕事を辞め、18年間勤めた会社を卒業しました。
今回は、体臭の苦痛からの解放となった、辞める前〜辞めた後までの気持ちの変化を中心に書いていきますね。
辞めるきっかけ
きっかけは、このコロナ禍で広がったリモートワークから、会社が出社方向へと方針転換した事でした。
コロナ前の2019年秋に諸々の理由で、会社から片道2時間かかる遠方へ引っ越し。
通勤往復4時間の生活を週5でしてみて3ヶ月を過ぎた頃、睡眠不足も重なり、えも言われぬ疲労感に襲われ…
これはきつい、と思っていた頃にコロナ禍そしてリモートワーク時代が到来。
結果出社日数も制限され、別の意味で命拾いした2年間でした。
しかし、この春、また会社を通常モードに戻すという通達が正式に出た時…
辞意を固めました。
遠距離通勤が持続可能でない事はもう経験して確認済み。
遅かれ早かれ、心身の疲労で身体を壊す事が予想出来ました。
そしてこの時は仕事も丁度プロジェクトが完了した時期で、辞めるには最も人と会社に迷惑をかけない絶好のタイミングでした。
辞意表明その日
長年自身の体臭に悩み困り、苦痛を感じ続けた日々。それでもずっと辞められなかった会社勤め。それには、色々な気持ちや理由が重なっておりました。
・無職は怖い。
・辞めたらお金に困る(再就職先探す位なら今の会社が良し)。
・進行中の担当プロジェクトがある(仕事にモチベーションもある)。
経済的困窮への恐怖と、仕事を完遂しようとする意思。
主にこの2つが今まで会社勤めを辞められなかった理由でした。
しかし物事は、私を辞める様に追い詰めていきます。
・今の自分のキャリアの頭打ち感。
・拠り所だった職場の仲良し上司と、何故か広がる心の距離感。
・この春の席替えで、臭いに反応する人々が席周りに集まってしまった不遇感…
なんてジワジワと効くジャブ打ちに、もう辞めろって示されている気分でした。
そして決め手となった「通常モードに戻す」という会社の方針通達。リアルな対面職場でまた週5で働き続けるストレスを考えると、気が遠くなりそうでした。
遂に心のモヤモヤがピークになったその夜、やっぱりもう辞めよう!自分を苦痛から解放しよう!よっしゃ明日言おう!と決意。
翌朝起きて、昨夜決意した辞意を伝える為、緊張を抱きながら出社。
マネージャーに伝える前に、直属の上司にちゃんと伝えておかねば。
しかし、超忙しい上司をどうやって周りに勘付かれない様に、上手く捕まえよう?
と思っていたら、朝イチにロッカー前でばったり会える。
その場で二人だけのミーティングを予約。
早々にチャンス到来!めっちゃ追い風吹いてんな!
上司に話す時間が決まればマネージャーへ話す時間もすんなり決定でき、
私は当日、とってもスムーズに辞意を表明し切る事が出来たのでした。
無事、目的達成できたこの日はその後、放心状態だった様で帰り道、私の背中を見た別部署の人に「どうしたの?なんか変だよ。怪しいんだけど」って声かけられたりしました。
いや〜顔を見ずとも、佇まいから何やら悟られるんですね〜。
我ながらどんな立ち姿だったんだろうか…。笑
辞意表明その後
辞意表明してからその後。無駄な遠距離通勤と出社をもう一切したくない。と、最短で消える事も当初は考えましたが…18年も共に働いた仲間に、ちゃんとお別れも言わずに消えるのもなあ。と、ここは思い留まり、最終出社日を約2ヶ月後に設定。
でも、たっぷり残った有休だけは消化してくぜ。その意思だけはしっかり上司に示し、
辞意表明後から程なく有休消化へ(どの道突然、暫く消える事にはなりました)。
突然消える前に、仕事で最も長い付き合いとなっていた先輩に急いで報告→お茶。
ここで、お互い涙、涙になっちゃう事を知りました。
辞めるって決める迄、泣くなんて想像もしておりませんでしたが…。
関係が近くて長い程、突然の辞意表明はショックを与える事を知りました。
(ショックを与えた私もショックを受けたり、何とも複雑な心模様…)
でもこの1〜2年、仕事を共にした、いっつも明るい女性の同僚は、
「えっ辞めるの?辞めたら何するの??」
「えっ独立?」
「それ、社長じゃないですか〜!」
「え〜なんかあったら雇ってもらおうかな〜(笑)」
って本当に超明るく、心細い私を持ち上げてくれて、カラッとした反応に、妙にほっとしたりしました。笑
生き方を変える
かねてから、体臭の苦痛、苦しみから解放する為には、通勤電車に揺られた会社勤めというのは自分には向かないとずっと考えていて、「生き方を変えなきゃ、環境を変えなきゃ」と呪文の様に繰り返し思っておりました。
人や会社や仕事が嫌いな訳では無く、共に人と過ごすリアルな空間を共にする事自体が、私の悩みと苦しみを招いていると認識していた為です。でも今までは「普通の人生(雇われの身)を続ける為に体臭を消す・改善する」対策ばかりに集中し、様々な方法を試しもがいてきました。
でも、今回いよいよ生き方を変える方向にシフトする事を決めました。
そして次の生き方は、自分のライフスタイルを自分でデザイン出来る「独立・起業」の道を歩む事にしました。
自分とその身体はなるべくありのままで。
社会との接点を、今までの様な「面や線」で連続して繋がる形から、「点」で、スポット的に繋がるライフスタイルに変更しようと。そうする事で無理する必要がうんと減り、自分が遥かに生きやすくなるだろうと考えています。
今後は独立してやっていきます!
辞める決意をしましたが、全く準備無く辞めた訳でもなく。
会社に在籍しながら、学び取り組んできた彫金の道へと進もうと考えています。
これは学生時代に「自分は金属が好きで、相性が良い」と感じたきっかけがあった為に、
ジュエリーを企画制作出来るスキルを養おうと、社会人になった後、始めたセカンドキャリアでもありました。
過去に一度休職した期間中に集中して、ジュエリーコレクションを作りオンライン販売までしてみるも、「これで食べていける」までには到底行き着けませんでした。
それから5年。
ほぼジュエリー制作はお休みしておりましたが…
その間、何故あの時、軌道に乗せられなかったのだろうか??
と内省もしておりました。
そして、次こそはと、今年、縁あってあるオンラインビジネスでの起業スクールに出会い、そこに入塾して現在学んでいたりします。
このスクールとそこにいる仲間の存在もあり、起業して生きていこうと思いました。
(起業といっても、一人で頑張っていきますって話なんですけどね。汗)
しかし本当は、このコロナ禍の中でジュエリーコレクションを新たに作り上げ、準備万全!の状態で辞意表明出来ればベストだったのですが、それには程遠く。
昨年、金属加工用にマシンを導入したのですが、これが全部イチから自分で組み立てるマシンでして、工学系知識ゼロの私は半泣きになりながら、平日夜な夜な&週末に組み立て続け…なんだかんだで1年位かけて、マシン準備を整えたという、あくまで「設備を整えた」最低限の準備段階での辞職となりました。(言い訳)
現在。5年前の状況を覆す様な実績がある訳でも何でもございませんが、
思い立ったらそれが吉日!!始めるのに遅いも早いも無いのだと思っています!
今後、時間だけはたっぷりありますから(笑)
足踏みしていた状況をどんどん挽回して行ければと思っています!
会社を辞めてフリーダムになった今の心境
7/1から会社員を卒業し、現在完全なるフリーダムであります。
もう出社しなくて良い。好きな家にずっと居れる。この事に心からの安堵と、幸福感を感じています。人と会う予定があっても、それはスポット的であるので、こなしていける。
会社に居たら、まだやりたい仕事があったし、それに向かう土俵も整っていて、自分のキャリアの頭打ち感を打破しようと思えば、出来るとても良いタイミングでもありました。
でも、終わってみればアッサリと未練もなく、ただ、体臭の苦痛を感じる必要の無い「今」を過ごせている事に、大きな解放感と、喜びがあります。辞めて本当に良かった。この選択は間違っていなかった。本当にそう思います。
現在の私は…
・肩書き→無職
・持ち家無し(賃貸)・マイカー無し(自転車)・独身・子無し
・今後の人生に何の保証もなし
でも不思議と、こういう事に不安を感じなくなりました。
(辞意表明後は2週間位、色々不安で酒に溺れましたが、その時期も抜けました)
色々無いけど、やりたい事だけはある!
もうこれだけで何とかなるだろうと思っております。笑
世に言われる老後資金不安とか。会社員辞めたらローン組めないから家買えなくなるとか。
そういう経済不安に目を向け出したらキリがありませんが…
いいんです。
誰も想像していなかったコロナという疾病で始まった2020年。
ここから学んだ事は、人生はいつ何時、何が起こるか分からないという事。
2~3年後に生きているかどうかだって、誰にも分からない。
そんな時代だからこそ、自分の「want」により正直に生きていこうと思ってます。
死ぬ前に「しまった、あれやりそびれた」って思わない様に!
そして、大前提自分をもうこれ以上苦しめない。これ最重要案件ですね。
体臭の苦痛から、自分を解放しても良いんだー!
まとめ
今回は個人的な「仕事を辞めるきっかけから辞めた後」の出来事とその心境の変化について、ご報告と共に書かせて頂きました。
自分自身、もっとドライに辞めていくものかと思っていました。
職場の人から距離を置き、飲み会を避け、仕事上重要なコミュニケーションを積極的に取れなかった日々。だから、「退職?じゃ、サヨナラ」ってなる人だと思ってきました。
でも、現実は本当に思いがけず、人の想いや温かさに触れた期間でもありました。それと同時に、「臭い」はあくまでその人の一部分でしか無く、その人全てを構成する要素では無いんだな。
そして、少し人より臭いがあっても。必要以上に自分を責めたり、卑下する必要なんてないんだな。そんな事以上に、人はもっと人を想うものなのだと、そういう事にも今更ながら、気付かされました。
これを書いてる本日は折しも七夕の日。
もしも自身の臭いに少しでも悩み苦しんでる方が、この記事を読んでくれているならば。
そんな事以上に、あなたを想う人が絶対にいる事。
少なくとも、ここに一人は確実にいる事が伝わると嬉しいなと思います。うまく言えませんが。同じ悩みを持っている人が少しでも楽に、生きやすく、そして幸せになってくれる事をここから祈っています。
長くなりましたが、今回はこの辺で。
ここまでお読み頂きありがとうございました!
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