臭いと戦う!
アラフォー女の”七転び八起き”な体臭戦記
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ニオイに悩むぐるぐる思考をストップ!脳トレ実践レポ2 – 私の体臭戦記⑨

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こんにちは、銀子です。

前回書いた「ニオイに悩むぐるぐる思考(=自動思考)をストップ!脳トレ実践レポ」の第2回目です。1回目はこちら↓

ニオイに悩むぐるぐる思考をストップ!脳トレ実践レポ1 - 私の体臭戦記⑧こんにちは、銀子です。 突然ですがニオイに悩む仲間の皆さん。 自分のニオイで悩んでいる時、こんな事が起こっていませんか? ...

自動思考を止めて、人生をより楽に楽しく生きたい、より幸せを感じてみたい。
そして上手くいった暁には、ニオイ悩みの仲間の皆にシェアして、苦しみを軽減する有益な情報にしたい!

この想いを今回の脳トレ実験のモチベーションに取り組み始めた、その後の経過報告です。
脳へのアプローチはこのニオイ悩みの根本へのアプローチである、と思っています。

さて銀子の変化は如何に?!

自動思考を止める事に苦しんだ半年間

2023年の7月に「自動思考が止められる」事を知り、9月頃から前回の記事内で書いたワークを、真面目に実際やり始めました。今思うと最初はモチベーション高く取り組み始めてたなぁ。(…と言っても、徹底してこのワーク「エレベーター呼吸」や「今ここ呼吸」を頻度高くやれてたワケでも無かったです)

以下は三脳研 よくあるご質問「ワーク・体感が分からない」Q&Aより。
※三脳研=三脳バランス研究所。ネドじゅんさん設立の自動思考を止める為のオンラインサロンです。

こんな思考が出てきたんですが、これは〇〇なんでしょうか?

A:思考の中身はなんであれ、気づいて【いまここ】です。思考の中身にこだわらないでください。思考が出た→気づいた→気づくことができたことを喜び→【いまここ】の身体の感覚に戻る。これしかありません。
                         三脳研 よくあるご質問「ワーク・体感が分からない」より部分引用

自動思考止めるぞ、止まれ!
自動思考が出たら気づいて今ここ、今ここ…

そんな格闘をして1ヶ月、3ヶ月、5ヶ月…

 

自動思考が落ち着いてきたかも?と思う時もあれば再度活発化したりの波はありました。
それでも続けていれば…と思いつつも、左脳は激しく思考を回転させようとします。過去のあんな嫌な事、未来に向けた不安…手を変え品を変え登場する人を変え、さまざまなネガティブ感情を引き出して自動思考を辞めさせまい、と左脳が抵抗してきました。

これって起こるんです。今までうんと使ってきていた「自動思考の脳内回路」を停止させようとすると、左脳に血液(栄養)が行かなくなるから。

左脳の必死の抵抗です。ネドじゅんさんは「左脳さんの逆襲」と名付けてますが、本当にそうだと思います!

ワークをやっていると、自動思考が増えてキツくなります

A:三脳研のワークは、自動思考を生み出す脳神経回路の動作を減らし、その脳神経回路の過剰を抑えていく効果を期待するものです。
結果として自動思考が減り、意識が右脳優位のほうへ回帰していきます。
その過程で、脳神経回路自体が反発して、栄養を得るために暴走することがあります。これを「逆襲」と呼んでいます。
効果が出ている証拠ですので、「逆襲である」という認識を持って、ふんばってやりすごすようにしてください。
逆襲のときは、何をしてもダメなことが多いですが、必ず通り過ぎます。
                         三脳研 よくあるご質問「ワーク・体感が分からない」より部分引用

取り組み始めてから時間が経っても、減るどころかクレイジーに自動思考を回そうとする左脳。それに抗い続け、半年を経た頃…

この頃が何しろ本当に辛くて、本気で疲れてきました。
そして自動思考が一向に減った体感が無い現状に嘆き始めました。

え、全然進んでなくない??
なんか、やり方間違ってる??
(と、思わせるのも左脳の策略です)

もうね、半年やっても手応えを得られない現状に、落胆と焦りを感じました。
ここで絶望に似た気持ちを感じて、壁にぶつかった状態に陥りました…。

それでも「直感」や「体に意識を向け感じる」事は育つ

自動思考はこんな状況でしたが、それでもトレーニングの成果で右脳、身体から来る「直感」は様々に体感があります。主に仕事、仕事上のお客様に向けて「直感」「ひらめき」が出てくる事が多いです。突如「上がってくる」という体感。

元々直感やひらめきが多かった方ではありますが、それでもこのワークに入ってから、ありありと気付く経験が増え..そして昨年末発生した仕事上でのピンチ!の時に示唆された方向性には本当に助けられ、そして「すごい」と驚きました。自分の思考だけで動いていたら、多分パニックを導いていただろう出来事でした。そうならずに着地しました。

またエレベーター呼吸を通して「体の内側を感じる」感覚も育っており、お腹の方から上がってくる「安堵感」…これが確かにあるな…という実感も度々感じています。

この感覚は心を落ち着けてエレベーター呼吸を重ねると、気付く事が多いです。
この安堵感覚を体感してみると、確かにこの体の細胞達が今ここに生きている事を喜んでいる。そんな風に感じます。なんとなく感じる時も、それより強くクリアに感じる時もあります。

このワークを始める迄、人生で一度も意識的に「身体の細胞の発する声・感覚に意識を向ける」なんて事、した事が無かったです。

日の出と共に歌い出す鳥達。太陽に向かって成長し続ける植物達。悩み苦しむなんて事は人間のこの左脳内のごく小さなエリアで起こっているだけで、身体の全身の細胞達は地球上の生きとし生けるあらゆる存在と同じ様に「今ここに在る事を喜び、生を謳歌して」生きてきていたんだな…と。

ジルボルトテイラー博士の著書を読んで心が整理される

自動思考に苦しむ状況下で読んだ、ジルボルトテイラー博士の2冊の著書。

ジルボルトテイラー(Jill Bolte Taylor)博士とは:

ハーバード大で脳神経科学の専門家として活躍し、高いキャリアを築いていた37歳の朝、脳卒中に見舞われる。幸い一命を取り留めたものの、左脳の機能を全て失ってしまう。8年のリハビリの末、脳機能を回復。その間、脳神経科学の専門家として自身の左脳と右脳の働きを内側から観察し続け、得た左脳と右脳の新しい洞察や発見を著書等で発信されている。

この方のTEDをうんと昔に見て、当時もとても心動かされた記憶があります。
まずはこのスピーチを是非に見て下さい!20分の動画で日本語のサブタイトルも付いてきます!本当にすごい体験をされた方で、何回見ても感動します。
※この動画はTED史上で初めてバズった、TED講演随一の人気動画らしいです。

見てくれました??(笑)
すっごく見てほしいので、今時間が無ければ後からででも見てみて下さいね!

このTEDの動画だけでも左脳と右脳についてかなり理解が深まりましたが、著書を読んで理解の深さが俄然変わりました。

1冊目「奇跡の脳」を読んで心が落ち着く

1冊目の著書「奇跡の脳」では(本当にざっくりと書きますが)
前半ではジル博士が経験した脳卒中と患者の目線…そこからの回復経験の中で観察された脳の機能etc.について書かれており、
後半は「右脳化のススメ」的な、正に今、銀子が在りたいと思っている右脳状態についての洞察やアドバイスが書かれていて、上記のTEDの限られたスピーチからは知る由も無かった、類まれなるジル博士の体験を存分に知ることが出来る素晴らしい一冊でした。

この「奇跡の脳」を読み「脳」について更に学べた事で、自動思考をより客観視出来、自動思考が起こっても落ち着ける様になりました。

2冊目「WHOLE BRAIN」で脳の理解が更に進む

そして、続けて読んだ2冊目の著書WHOLE BRAN 心が軽くなる「脳」の動かし方」
この本で更に、左脳と右脳への理解が進み、そして読み終えた時には、何だかぶつかっていた壁を通過できた様な、そんな体感が生まれました。

この「WHOLE BRAIN」の本のカバー内側にはこの様に書かれています。

「左脳は思考」「右脳は感情」と言うステレオタイプの考え方から脱却せよ!
左右それぞれの脳に「思考」と「感情」のキャラを持つ計4つの部位がある。
脳は、その<4つのキャラ>のシェアハウスだ。
キャラたちが、一つのチームとして協力し合えば、心穏やかな人生が手に入る。
脳全体(ホール・ブレイン)を活かして、なりたい自分になるために。
さあ、「脳」の冒険の旅に出よう。


<4つのキャラ>とは

左脳側
キャラ1:リーダー、自我。整理整頓好き。時間厳守。
キャラ2:傷ついた子供の自分。不安、恐怖、怒り、自己嫌悪

右脳側
キャラ3:無邪気な自分。好奇心、遊び心がいっぱい。今が大事
キャラ4:ありのままの自分。私は宇宙の一部

この「脳内の4つのキャラ」の存在を知れた事。
そしてこの本の中にある「自らの4つのキャラを洞察するワーク」が出来た事。
それにより自身の4つのキャラを識別出来た事。

まずこれらが出来た事で、感情を伴う自動思考が起こっても「仕分け」が出来る様になりました。「あ、これキャラ2が言ってるな」とか。この客観視が自動思考に巻き込まれる前のひと呼吸になってくれています。
このブログを書いているのは「キャラ4」なのだな、という認識も生まれました。

そしてこの本では
自身の4つのキャラによる「脳内の作戦会議」を開いて方向性を導いてゆく練習

も教えてくれています。
ここはちょっとまだ弱いので、練習して習慣化していきたいですね。

不快な感情を分解する「90秒ルール」

そして「90秒ルール」を知りました。
人って喜怒哀楽の感情が起こると、その化学物質が産生され血液中に流れます。
でも流れても、90秒後には分解し排出されるんだそうです。

という事は「イラッ」としても、90秒間やり過ごせば、その感情はもう去っている。
なのにずっと不快な感情を抱き続けてしまう時は、出来事を繰り返し脳内でリピート再生してしまうから。ストレス物質を新たに産出し続けるからなんです。

実際、脳内でリピート再生をせずに90秒間やり過ごしてみる(心の中で数をカウントしたりして)と、本当に感情が消えている事を体感出来ます。むしろさっき何で怒ってたっけ?みたいになったり。そうなったらシメたものです。思い出しにも行きません。

脳神経学者であり、脳出血により左脳機能を一時期失い、右脳優位で生きた記憶を保持するジル博士のこの素晴らしい経験と洞察、そしてより良く脳を動かす方法の伝授。

…非常に内容の濃い本でしっかり読み切るのには時間も要しましたが、読み切って本当に良かった。「奇跡の脳」「WHOLE BRAIN」の2冊を読破した後には、脳内の自動思考の嵐が落ち着いていました。「脳をより知る」事で安心出来、落ち着けたんだと思います。

この「WHOLE BRAIN」は 紙の本でも、Kindle本でも取り扱いがあります。
更に、Audible (音声での読書サービス)だと現在(24年5/9まで)2ヶ月無料で、耳での読書が出来ます!
今、紙の本は読み切ったので次はおさらいで、このAudible上の「WHOLE BRAIN」を再度聞いています。両手が塞がる作業が多いので、耳で読めるの助かるんですよね。

そうそして、自動思考を止めるという同じ志を持つ人々にも出会い、この半年間の自動思考の苦しみを吐露出来た事。これも今回の壁を突破する大きな助けになりました。

「自動思考を扱える」という感覚

このトレーニングを真面目に開始してから7ヶ月が経ちました。

今、自動思考はまだまだ、普通に出てきます。
けれども、左脳が自動思考を開始したら、すぐ気付ける様になっています。
そして左脳の手口に乗らない。すぐに思考を止めてエレベーター&今ここ呼吸。感情を伴う自動思考が来ても「90秒ルール」を適用して流していきます。
(90秒やり過ごしながらエレベーター呼吸するとか、その都度ワークを組み合わせたり、変えたりして対応しています)

これをひたすら繰り返し行って来ましたが、体感として「左脳の自動思考の脳神経回路が弱まっている」と感じています。

ネガティブ思考に巻き込まれず、手離れが早い。しつこさの粘着度も落ちた実感です。
そして脳の静寂にも入り易くなり「今ここ」に居れる時間が増えています。

半年、しんどかった…けれど今はこのまま続けていけば、より変化が進むと言う手応えがあります。

このしんどかった時間を振り返ると「自動思考をとにかく止める」事だけを目標にして、ひたすら「脳内」で戦っていたと言う実感。だから脳がくったくたになりました。

本当は脳ばかりでは無く「身体の感覚」により意識を向ける事が必要で、それがまだまだだったなと。(身体の感覚については、筆が進みそうな頃合いにまた改めて書こうと思います)

でもね、大前提、このワークを「こんなシリアスにやる必要無かった」んだわと思います。続けていれば遅かれ早かれ、自動思考は弱まって右脳優位になるのです。
だからそれまでの過程を「楽しんで」「面白がって」やれば良いんだなと。もっともっと気楽で良かったんですよね。

では今回はこの辺で。自動思考を止める旅、引き続き続けます。
良ければご一緒にトレーニングを是非!この動画でタダで訓練出来ますよ♪

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