体臭の原因にはやはりピロルリアもあった？？体臭対策にサプリを追加して体感した事。

こんにちは、銀子です。
今年に入って改めて、自分の体臭原因の１つに「ピロルリア」もやはりあったんではないだろうか？と思い当たる出来事がありましたので、その内容をシェアしたいと思います。

同じ様な状況の方の何かの参考になれば幸いです。では早速！

参考文献：「心の病は食事で治す」生田　哲（著）

ピロルリア（ピロール尿症）とは？

ピロルリア（ピロール尿症）は、尿中に”クリプトピロール”（単にピロールとも呼ぶ）という物質が多く検出される障害である。

これまで三十年にわたり栄養療法を続け、1万四千人以上の患者を治療し、二百以上の学術論文を発表してきたファイファー治療センター（イリノイ州）のウイリアム・ワルシュ博士は、ピロルリアの特徴的な症状に、発育不足、不快な体臭、思春期の遅れ、皮膚のひっかき傷などをあげている。

「心の病は食事で治す」より部分引用

ピロール尿症（pyroluria。 ピロルリア）は、不適切なヘモグロビン合成により体内でピロールが過剰なレベルになるという仮説の疾患である。

「wikipedia」より部分引用

ピロルリアというのは仮説の疾患であり、日本では今もまだ病気としては認められていない様です。この疾患の特徴は主に脳と身体から「ビタミンB6と亜鉛の欠乏」が起こるという事。この栄養欠乏により、上記の症状の１つ「不快な体臭」が発生するというものです。

このピロルリアは生まれつきの体質により、なりやすい傾向の人がいる疾患の様です。

自身の体臭発生は「ピロルリア」が原因？

私は体臭対策に取り組んでいる際「ピロルリアではないのか？」と疑った事がありました。過去（2012年）まだサプリ等を一切飲んでいない頃に受けた血液検査による栄養解析で「重篤な亜鉛の欠乏」が疑われたからです。

亜鉛の欠乏、そして優先度の高いビタミンB6摂取の必要性…この時「私の体臭原因はピロルリアじゃないのか」と、問題の確信に触れられた気がして盛り上がりました。そして上記栄養解析の検査を受けた栄養療法の病院で処方される「保険の効かないドクターズサプリ」を月6万も払って３ヶ月、流石に高いと思って少し量を減らして月4万を３ヶ月、計６ヶ月続けました。（サプリで計30万って…自分で書いてちょっと絶句）
そしてこの時、人生で最も徹底した「糖質制限＝炭水化物食べない生活」も行いました。

しかし、思う結果が得られなかった。

それ故に「私の体臭原因はピロルリアでは無いのだ」という自己判断を下したのでした。

※診察初回に病院で「ピロルリアを疑っている」と先生に伝えましたが、ピロルリアという仮説の病名はご存知なかったのか一切言及はされずにスルーされたので、自己判断となりました。泣　心の通わないロボットみたいな女医さんでした。

その後、フィシオで導かれたiHerbのサプリを摂取

そんな「数多の体臭対策内での挫折体験の１つ」となっていたピロルリア疑惑。

サプリ摂取費もあまりに高くて挫折していましたが、数年後に「フィシオエナジェティック」という筋反射を用いた治療法に出会い、そこで導かれたiHerb(アイハーブ)によるサプリを、また摂取し始めました。

フィシオエナジェティックとは聞き慣れなくて怪しい感じですが、オーストリアのお医者さんが生み出した「体幹から腕にかけての筋膜の張力の変化（腕長反射テスト）」から心身の不調を導き出す、といった自然療法です。自分の身体からのメッセージを翻訳されている実感で、信憑性を感じた為に過去、この方法で治療を続けました。

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iHerb はもうご存知の方も多いと思いますが、アメリカ発の自然派・オーガニック商品を扱う通販の会社です。iHerbのプライベートブランドによるサプリやコスメ、食品等を幅広く取り扱っています。購入すると現地から送ってくれますが約6000円以上購入すると送料は無料。約15500円以下の購入なら関税も掛からずに済むので、気軽に購入する事が出来ます。かつお手頃。サプリに６ヶ月で30万も費やした自分がバカみたいです。

とはいえアメリカ発のサプリって大丈夫なのか…という気持ちも当初はありましたが、信頼する分子栄養学の栄養士さんがiHerbをオススメされてたのもあり、このフィシオでも導かれるサプリはiHerb。ビーガン、グルテンフリー対応、非遺伝子組み換え、コーシャ対応等、ケアされた素材のサプリも多い為、私は以来iHerb内のサプリを摂取しています。

上記ブログ「フィシオエナジェティック体験②」でも書いたサプリの弊害(ミネラル系サプリ摂取でかつてない悪臭が！)も体験して以降、私自身で内容整理をして継続摂取してきたサプリは以下。

フィシオに行き始め、iHerbのサプリを摂取し始めた当初は体臭への効果を強く感じたのですがその後は停滞。
しかし、フィシオ通院を辞めた後もサプリは継続していました（時々休みつつ）。

今年ふと思った「ビタミンB6」の摂取について

私自身、最初の栄養解析結果でビタミンB6摂取の高い必要性を知っていたのですが、フィシオの筋反射では中々、ビタミンB6の摂取が導かれなかった。では私の身体には今は必要ないという事か？と、そのままサプリ摂取はしてこなかったのですが…

今年、ふと急に意識に浮上。「なんでずっとビタミンB6の事が引っかかっているのに、摂取して来なかったんだろう」と思い、効能を調べてみると、

・エネルギー代謝の補酵素（特にタンパク質の分解を助ける）
・免疫機能の正常な働きの維持
・皮膚の抵抗力の増進
・赤血球ヘモグロビンの合成
・肝臓への脂肪蓄積の防止
・神経伝達物質のサポート
・エストロゲン代謝に関わりホルモンバランスを整える

と、全部重要ですが特に黒太文字の効能は私に必要なもの。じゃ、サプリ摂取してみよう！となりました。

摂取してみて感じたビタミンB6の効果

早速買おうと思ったら、あら、ちゃんと前にiHerbで買っていました。

そこで、「心の病は食事で治す」の本に載っていたピロール尿症の人に推奨される量（朝150mg ・ 夜150mg / 日）のB6を試しに数日摂取してみたところ…

何となく身体の中で「パズルが埋まる」様な感覚がありました。飲まなくても平気だったけど、飲んでみたら「パチっと何かがハマる」様な感覚。

更に皮脂臭の軽減と皮脂量の低下が、体感としてありました。

皮脂臭と皮脂量を減らす事って至難に感じており、効果があるとされるビタミンB2はもう十分摂取しているのに、皮脂臭がするのはもうこれベースの体臭なんだな、と思っていましたが…まだ減らせるんだってちょっと感激しましたね。（でも無くなった訳ではないですが）

因みに30万も使った病院処方のドクターズサプリを飲んでた時は、じゃあ何故この体感が無かったのか？は自分も疑問に思うところです。

30万…

摂取しているサプリとピロルリアの関係性

今回ビタミンB6を私のサプリコレクションに仲間入りさせた事で、今現在私が摂取しているサプリは以下となりました。

主にビタミン系ですが、ピロルリアに不足するとされる「亜鉛とビタミンB6」の必要量の摂取をしている形となります。それで中々難しかった皮脂臭＆皮脂量の改善を感じた今年。

「私の原因不明の体臭は、やっぱりピロルリアもあったのかなあ？？」という気がしてきています。

もちろん断定は出来ません。賛否両論の仮説の病気ですし、日本の病院では診断すら付きません。
「ピロルリア」という病名が適切かどうかはさて置いても「栄養欠乏による体臭悪化」は十分に考えられる可能性だと思います。

栄養欠乏による今年のニオイ発生経験

ピロルリアから少し話が逸れますが、前述のフィシオエナジェティックでは、私は体内で主にビタミンB2が枯渇しやすく、結果ニオイ物質の処理までエネルギーが行き届かずアンモニアおよび硫黄臭を発生させる傾向がある事を知りました。

先日この傾向を思い出す様な体験をしまして…

1ヶ月ほど前に久々に熱を出して2日ほど寝込んだのですが、その際かなりのアンモニア臭を出していたとの事。相方曰く部屋中に強いアンモニア臭が広がり、私が頭を冷やしたタオルにもアンモニア臭が移っていたとか。つまり汗や皮脂からも出たという事でしょうか。（自分でもアンモニア臭を感知しましたが…)

熱が引くとそのアンモニア臭もじきに無くなりましたが、暫くは普段以上にキウイを欲して毎日食べていました。自分の見解としては、身体がこの高熱と戦う為、自身の身体中の栄養素を使った為に、ビタミン等が枯渇しアンモニア臭が出た&それを補う為にもキウイをやたら欲した。という事かと推測しています。

そんな訳で、私はやはり「栄養欠乏になりやすい体質」なんじゃないかなぁと、改めて思っています。

※「心の病は食事で治す」の本の中に書かれている「ピロルリアが原因で発生する不安障害にとりたいサプリメント」としては、以下が紹介されています。恐縮ですが引用させて頂きます。

ビタミンB6：１回150mgのビタミンB6を朝食後と夕食後に１日２回摂取。
亜鉛：１回10mgの亜鉛を朝食後に１日1回摂取。
マンガン：１回5mgのマンガンを夕食後に１日1回摂取。
マグネシウム：１回300mgのマグネシウムを朝食後に１日1回摂取。
ナイアシンアミド：１回200mgのナイアシンアミドを朝食後と夕食後に１日２回摂取。
パントテン酸とビタミンC：１回200mgのパントテン酸と1回150mgのビタミンCを１日1回摂取。

「心の病は食事で治す」119、120ページより部分引用

上記内容は本に書かれている栄養素の「重要な注釈・注意点」はカットしての部分引用となっております。更に詳しく知りたい方は是非「心の病は食事で治す」を購入してご一読下さい。

amazonでKindleだと600円程度、本は40円〜販売されている様です(送料別途でした)。
この本のP115から11ページほどがピロルリアの内容になっています。

※私自身、マグネシウム等のミネラル系のサプリについては「かつてない悪臭を私の身体が放った恐怖体験」により今は口にしておらず、食べ物からの摂取や入浴の際のエプソムソルトによる経皮吸収に留めています（私の体は吸収しない余剰分をニオイとして排出するという事が、この経験でよーく分かりました）が、これは本当に人それぞれかと思います！うちの相方はマグネシウムサプリ飲んでても、こんな事にはならないので…！

でもこの記事書いてて、ミネラル系を改めて強化した方が良い様に思ってきてます。
以前、分子栄養学の栄養士さんにオススメされたCALMの炭酸マグネシウムを試しに飲んでみようかな。水に溶かして飲むタイプでお味も美味との事でした。

因みにエプソムソルトによるマグネシウムの経皮吸収も、この栄養士さんから伝授頂きました。お風呂に適量溶かして浸かっています。

 

まとめ

今回は私自身の今年のビタミンB6サプリ摂取からくる体臭(主に皮脂臭)軽減の体感より、ピロルリアという仮説の病気とその疑い、そして栄養欠乏と体臭の関係についても書かせて頂きました。

もし原因不明の体臭、そしてアンモニアや硫黄臭などのにおい発生で悩まれている場合は「栄養欠乏」という観点で探ってみても良いかも知れません。

その際、サプリ摂取を検討される場合の注意点として「サプリの過剰摂取の弊害の懸念」があります。私は沢山サプリを摂っていますが、一応専門家の見解を経たものを基本は摂っており、かつ多めに摂っているビタミンは主に「水溶性」で、過剰分は体外排出されると言われているものです。

ビタミンの中でもビタミンAなどは「脂溶性」となり、身体に蓄積しやすいので摂取量には注意が必要ですし、過去、勝手な自己判断で飲んだ「ナイアシン」で酷いナイアシンフラッシュが起こり、3週間ほどかつてない蕁麻疹で苦しんだ経験もあります。

なので闇雲に摂取するのでは無く、出来れば専門家のサポートのもとでのサプリ摂取はオススメしたいところです…。私が栄養解析検査を受けた2012年は、実施している病院が限られていましたが、今試しに色んな都道府県名を入れて（例えば「栄養解析検査　群馬」等）ネット検索すると、栄養解析検査が受けれる病院が様々にヒットするので、今は広がっている様に思います。

でも保険の効かない「ドクターズサプリ」の処方のコースまでも同じ病院が多いです。
ここは上手いやりようが無いかな…と個人的には思ってしまいます。単純に高すぎる（汗）

私の時には、基本は医療控除にも使えない扱いでした。今はどうなんだろう？

ドクターズサプリではなく保険適用内のサプリを処方してもらった、と言ってた人もいたかも。私の時は「栄養解析検査だけ受ける」というのはお断りされた（ドクターズサプリ購入込みでなら受けられる、というスタイル）のですが、もし今もこういう縛りがあってキツく感じる場合、検査を受けて以降「やっぱりドクターズサプリ高すぎて今は買えない・続けられない」と正直に？言ってみるというのも…アリかも…。
じゃあその先どうするか、はまた要検討項目にはなりますが。

(今の私なら、栄養解析の結果から自分に必要な栄養素の項目を知って、病院処方は保険適用のサプリにして→実際はiHerb で必要な栄養素を買って摂取するかな〜。保険適用のサプリは効果が薄い様だったので)

すみません、ちょっと歯切れ悪く色々書いてしまいましたが「栄養摂取はまずは食品から」が基本の大前提かと思います。サプリはあくまで補助になるとは思いますので、そこを踏まえて、この記事が何か対策のヒントになれば幸いです。

ここまでお読み頂きありがとうございました♬
読んで下さった皆様のにおいの悩み苦しみが、少しでも軽くなる事を切に願っています。

 

 

追記：
先日、神奈川県湯河原町にある五所神社という場所を訪れました。
ここには樹齢850年の神様が宿るという楠が祀られており、かの源頼朝が戦勝祈願をした木なのだとか。
幼木だったこの木に源頼朝が「苦難にも打ち勝ち、互いに成長を誓おう」と声を掛けたと言われているこの楠。私もにおい、IBS、多汗症を総称する”サイレントな悩み”を持つ皆様の健康そして幸せを、願いを込めてお祈りさせて頂きました。