臭いと戦う!
アラフォー女の”七転び八起き”な体臭戦記
体験レポ

体臭対策のバクテリアスプレー体験 その後の展開レポ

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こちらの記事にて紹介した、体臭に良い働きが期待出来る可能性のあるバクテリアスプレー。金魚の水槽浄化用「API QUICK START」を試した今年の夏、期待に反して上半身から「マッチョスメル」が強く出てしまうという事態に陥りました。

バクテリアにより体の臭いの構成が変わってしまったのか。何がどう作用したのか全く分からず、とにかく対策を講じねばと、焦る日々。

そんな状況下にて私がバクテリアスプレー対策に行った方法を紹介します。が、決してオススメするものではありません。あくまで経過報告として書きますので、そんな視点で読んで頂ければ幸いです。

バクテリアはバクテリアで制する作戦

アメリカから輸入した金魚の水槽浄化用の液体を上半身に2週間振りかけ、陥ってしまったマッチョスメル拡散。因みにマッチョスメルとは相方が呼ぶ呼び方で、私が自分で認知できる臭いとしては、鉛筆の芯的な脇臭的な臭いと言えばいいでしょうか。それが脇からでは無く、上半身から出てる印象でした。

夏場、私がいる空間は様々な物質が混じった臭いが滞留し、このAPIの2週間に渡るスプレー後は、明らかにマッチョスメルが香水の構成で言うところの「トップノート」つまり臭いの第1印象となる様に変化。

臭くてでもそれを止める術も無く苦しい上に、恥ずかしさまで付加されて本当に焦燥しました。

特定のバクテリアの増殖による作用では無いのか?
もしくはAPIで私の複合的な体臭の一部の臭いが軽減した為に、(実は元々発していた)マッチョスメルが目立ってきたとか?

それももちろん無くはなかったが、とにかくこの状況を改善したい。と考えた私は「バクテリアはバクテリアで制する」方法で攻めてみてはどうかと考えた。そして試みた第一弾は、「きえ〜る」という商品名称の、バイオ由来の空間消臭剤を身体に使用してみるというもの。

実験① バイオ消臭剤「きえ〜る」を上半身に振りかけてみる


この商品の生い立ちはインパクトがある。北海道の酪農農家が処理に困った牛の尿を利用し活かせないか…と考え生まれた消臭剤なのです。開発ストーリーが商品のHPに掲載されているのでこちらでご紹介しますね。

れっきとしたバイオマスな商品。もちろん消臭剤となった液体からは、そんな気配は一切無い。HPには“(乳酸菌、酵母菌等の)善玉菌が発酵して作り出した「酵素・ミネラル・有機酸」が環境中に存在する善玉菌の増殖を助け、悪玉菌を押さえ込み(拮抗作用)環境を浄化。善玉菌優位な環境が続く限り長時間消臭力を持続”との説明。

「ペットにもお子様にも安心安全な消臭剤」という事で、これを頭から上半身全体にかけて日々スプレーしてみました。

結果…欲しい変化はなし。そしてスプレーすると若干頭皮が痒くなる…。

※この商品は、当たり前ですが身体に振りかけるものではありません身の回りの消臭剤として使用するものです。

欲しい結果が得られなかった為、さらに強力なバイオ消臭剤を探す事としました。

実験②バイオ消臭剤「バイオスタート」を上半身に振りかけてみる

そして見つけたのは、これ↓

バイオ先進国アメリカで生み出された「吐瀉物の掃除」や「特殊清掃」にも用いられるという「バイオスタート」という消臭剤。直営店に電話をして、アマゾンだとどのお店が正規か聞き、購入。

で、届いたら早速家のトイレを実験台にして噴霧開始。

まず、このスプレーの香料がかなり強い。トイレの芳香剤的な印象。それに加え、バイオ本体から出る臭いもしっかりある。何というか、もうカビの臭い。日本製のものにはここまで匂いが付いている消臭剤にもあまり出会わない為、ちょっと驚きました。

トイレの床にスプレーした為、もうトイレがこの消臭剤の臭いになってしまった。でも翌朝、トイレにあったアンモニア臭が消えた事を確認。この商品に使われているバクテリアは「納豆菌の仲間を中心とした安全性の極めて高い善玉バクテリア」との事。人体にも安全とあるし、藁をも掴みたい私は、これを上半身塗布してみる事に…!

しかし、怖くもあったので、朝のシャワー時に顔や上半身にスプレーし、すぐシャワーで流すという方法を取りました。

この方法で2−3日、朝のシャワーの際スプレーし、そして出社して様子見。特にマッチョスメルは軽減した感じもない。そればかりか、突然、ふとこのバイオスタートのバクテリアの「カビ臭」が自分の顔から発される事に気付き….。これはまずいと、即ストップ。

このバクテリアはかなりの強者で、“15〜20分に一回細胞分裂を繰り返し、やがてバイオフィルムという微生物膜を形成し、対象表面に定着する事で効果に持続性を発揮”するとの事。バクテリアが生き続ける環境ならば無限に消臭効果が続く様なイメージだが、それは本当な様で、使用を止めても顔からカビ臭が発生する。バクテリアが臭い物質を処理する際にこの臭いを出すのだろうか。

しまった。失敗だった。やばい。

マッチョスメルが治まる事もなく、カビ臭まで発生させてしまうという、取り返しのつかない事をしてしまった気持ちでいっぱいに。

※この商品も、身体に振りかける使用用途は一切書いておりません。私の使用方法は間違ったものですので、真似は決してしないで下さい。

そもそも納豆菌って?

そもそも、何故納豆菌の仲間が消臭効果があるのだろうか。そう思った私は、納豆菌について調べ始めました。

調べると納豆菌は、とても強い菌らしく酒蔵に勤める人は納豆を食べる事が禁忌とされているらしい。身体等に付着した納豆菌が米麹に付くと弱い麹菌が負けてしまい、納豆の様な麹になってしまうからだそう。

納豆菌は自然界の主に枯れ草に普通に存在していて、その菌は本来は枯草菌、バチルス菌と言う。納豆が藁で包まれているのは、この枯れ草に生息しているバチルス菌により豆を発酵させ作るからなのだ。(藁を殺菌の為に煮沸し、他の菌は死滅するが、熱にも強いバチルス菌だけが残る)

胞子状態のバチルス菌はプラマイ100度の温度にも耐え、何千年も生き残るそう。

凄い菌だった

その菌で体表面発の臭いが抑えられる事を期待したが、自然界の生き物は思う様には動いてくれなかった。

因みに室内用消臭剤「においを食べる水」という商品も発見した。こちらは”発酵培養した環境浄化微生物でソファ・カーテン・洋服・車などの室内のにおいを消します”と商品紹介にある。そして成分は水、納豆菌と乳酸菌そして味噌麹菌、イースト菌が含まれている。


こちらも購入してみたものの、もう身体にかけてみる事はやめました…。
商品を最初、白いカーテンに振りかけ様子をみたら、ちょっとブラウンの色味が付いた(透明の室内用の消臭剤を使用)。こちらは実験では、私の「雨に濡れてしまってから臭いを発する様になってしまったニットスニーカー」に消臭剤を靴の中敷に集中して噴霧してみた。その後数日外干しし、様子を見たが「ちょっと弱まったかな?」位の印象で、臭いが完全に取れた実感には至らなかった。池の鯉に餌やりしても、あんまり食べてくれなかった様な気分。靴内の臭いは彼らには美味しくないのかなー。

話は戻りますが、紹介してきたバイオ消臭剤や上記の商品にも「納豆菌」が含まれていた。(消臭剤の結果はさておき)そこから洞察するに基本、納豆菌には臭いを浄化出来る力がある様だ。そしてそもそも納豆は日本人の代表的な発酵食品。体内摂取するのは何ら問題がないはず。

また、臭いの情報収集の中で、海外で魚臭症を患っている男性が発信してるYouTube チャンネルより”腸内の乳酸菌を増やす事で症状が改善した”という情報を得た為、次は納豆菌と乳酸菌を摂取する事にしました。

※この魚臭症の方々の情報については、別途以下の記事にまとめております。

魚臭症による体臭に打ち勝った人々から学ぶアメリカ等海外では魚臭症=トリメチルアミン尿症、略してTMAUを患った人々による経験談やアドバイスが、YouTubeにUPされています。...

実験③納豆菌と乳酸菌を摂取してみる

乳酸菌と納豆菌には、相乗効果があります。

■乳酸菌等の有用菌…消化吸収を助けたり、病気に対する抵抗力を付ける働きをする。

■納豆(バチルス)菌…乳酸菌等のエサになる。また乳酸菌が嫌う酵素を吸収し、彼らの活動をサポートする。

まず、納豆は毎朝2パックご飯と共に食べ、そして乳酸菌は錠剤で取る事にしました。
因みに摂取しているのは以下、武田コンシューマーヘルスケア株式会社の「ビオスリー

この納豆分量だと、午前中からかなり腸内ガスが産生され、お腹が張って仕方なかった。なので納豆は1パック+乳酸菌の組み合わせに調整。これでおなかの張りはまま無くなった。

この組み合わせをしばらく続けてみるも、納豆の臭いだけはダメな相方を気にして納豆を控え始めてしまった。今は朝起きる時間帯が変わり、相方が私の納豆朝食に遭遇しなくなったので改めて再開し始めたばかり。なので結果はまだ不明瞭だけども、身体に毒なものでは決してないので、このブログを読まれている方も、これは試してみても良いかも知れない。
※基本豆なので、大豆アレルギーの方や発酵食品を控えている人には適さないと思います。

南米の現役小児科医との出会い

色々試し、しかし臭いの軽減への実感が乏しく、かつバクテリアへの「やってしまった感」が消えないままの精神的にタフな日々を送る中、私の相方(メキシコ人なんです)の友人が日本に遊びに来る事になった。彼女は、微生物学も学んできた現役の小児科医だった。

計画されたディナーは都合で私は参加出来ず、まず相方だけで再会を楽しんだのだが、その際に私の体臭の問題を彼女に相談してくれた。彼女は「それは病気の可能性がある」と言ってくれたそうだ。

私は凄く彼女に会いたかった。なので、日本滞在中に再度機会を作ってもらい、相方と食事を共にした。彼女は本当に素晴らしい人だった。(彼女との出会いの詳細は以下に記しました)

医師達との出会い ー 私の体臭戦記⑤私の体臭戦記④を記載した後、いつも通りの臭い増加による辛くストレスフルな夏を迎えた。ジアイーノよりも夏の私の方が強者だったらしい。そして...

バイオロジーを学んだ彼女にバクテリアスプレーの一連を話し、菌を除去したい旨を相談したら、彼女のアドバイスは「皮膚科の専門医を受診」する事であった。

私の頭に皮膚科アイデアは皆無だったので、そうか!と思い、皮膚科を受診することにした。

皮膚科受診、そして薬の処方

行った皮膚科は、とにかく診療時間が短かそうだった。なので自分の番になったら、手早く必死に、窮状を説明した。

言われた言葉は…「バクテリアのスプレーについては、よく分からない。出せる薬としては、アクアチムローション1%という外用の抗生物質。ニキビ治療用に塗布する液体状の薬で、菌を殺せる。これでダメだったら、ウチではもうムリ」

窮地に陥るクライアントに、何ともドライな対応であったが、こんな経験、初めてでは無い。こんなものさと、ただ医者の視点から適した薬だけは出してくれたので、この外用抗生物質を1日一回、主にバクテリアを噴霧した顔と上半身全体に4日続けて塗布した。

塗った2日目の塗布の際では、皮膚が非常にヒリヒリと痛くなった。毛穴全体が痛い。薬の副作用にヒリヒリ感や赤みが書かれており、それが起こったのだと思った。

反面、ここまで影響があるなら菌も死滅するだろうと希望が持てた。

4日で使用をストップしたが、その後段々と顔が乾燥し出し、特に皮膚の弱い目の下なんかの乾燥が顕著で、皮膚は引き攣り皺々に…目の下だけ80代って感じになりました(泣)
顔つきもどうにもヤバめに不自然で、顔面崩壊したかと思いました。

これはオイルが必要だと感じ、オーガニックのオイルバームを購入し、目の下中心に週末塗り続け顔の状態はなんとか回復。
※通常、顔のオイルには困ってなかったのですが。今回の件で初めてオイルバーム使用しましたが保湿としてかなり機能しているので、冬に向けて良い肌ケアかと。すっかり使用を持続中です。

ダメージは受けたが、やっと肌の状態をリセット出来た気持ちになった。

…でもね。でも、この外用抗生物質を使用してる期間も、臭いが軽減した実感とはならなかったのです…。
姿の見えないバクテリアとの戦いは気温の降下と共にとっくに冷戦状態で、問題の本質は他にある、という事なのかも知れない。

バクテリアスプレートライまとめ

「API QUICK START」に始まり、「きえ〜る」「バイオスタート」そして「においを食べる水」と続けて試用/検討してきたが、これらはバイオを利用した水質浄化液及び消臭剤でした。特に後者の消臭剤は、主に「乳酸菌」又は「納豆菌(仲間を含む)」のどちらかが中心、もしくはその両方で構成されるというもの。その中には効果をしっかり実感出来たものもあれば、そうで無いものもあった。

どの消臭剤にも言えた事は、「瞬時に消臭される」即効性は低いという事。バイオも人と同じく?働いて結果を出すまで、時間が欲しい様です。

そしてこれら一連のトライのきっかけには「Mother Dirt」商品の正規販売が無かったところから展開されているので、この「Mother Dirt」を手に入れ試す…という事がそもそもまず、必要かも知れない。

でもその前に、私の臭いの発生はやはり、体表面由来でなく体内から起こるものかも知れないと改めて考えています。もしくは体表面と体内両方という可能性もあるけれど。

今回のトライで、解決の確信に迫る事が出来ず残念だったけれども、でもバイオ、特に納豆菌への考察が出来た事と、納豆菌が乳酸菌と好相性な事も分かった。メンタルダメージとスキンダメージは経たが、得るものもちゃんとあったのは良かった。しかし、荒波ばかりだったぜ…。

今回全体通して得た事のまとめとしては

・バイオ消臭剤は、用法を守った使い方をする(当たり前か)

・肌の菌をリセットするには皮膚科に行く手もある(別の医師からはミューズで充分という話も)

・納豆菌と乳酸菌を一緒に体内摂取するのは有益(だと思われる)

でした。

バイオの効果を最大限に発揮するには、微生物学をちゃんと学ぶ、もしくは精通した人のアドバイスが必要ですね(汗)
懲りたけど、微生物への興味は変わらず湧いてきます。
いつかバイオと友達になれますように。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

 

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